こんにちは!終活アドバイザーのいぶきです!
今回は、解約リスト(身じまいリスト)の作り方について紹介していきます。
- 生前整理をしたいけど具体的に何をしていいかわからない
- 今自分が契約しているものを一覧化してスッキリさせたい
といった方に向けて、これらをまとめる方法を書いていきます。
是非実際に手を動かしながら進めていただけばと思います。また、ご自身のノートに書いてもいいですし、こちらでもワークシートを用意しているので、ぜひお使いください!
Excelで作りたい方は終活ドリルからダウンロードしてください。
解約リスト(身じまいリスト)って?
ざっくり言うと、個人が契約している様々なサービスや口座、保険などの情報をまとめたリストのことを指します。
(解約リストという名前は勝手につけました。)
遺族目線でいえば「解約リスト」ですが、本人から見たら今契約をしている「契約リスト」になります。
この解約リストを見るだけで、今の自分のお金の流れがすべて分かる状態であれば完璧です!
まずは、作るメリットについて説明していきます。
相続が楽になる
メインの目的は相続時の手続きを楽にするためです。
単純に契約しているものが少ないほど、その分手間が減ります。
ただでさえ、ほかの人が行った契約を解約するのは手間なのに、それが何10個とあったらたまったもんじゃないですよねー
当たり前と言えば当たり前だね
だからこそ、解約リストを徹底して作るだけでめちゃくちゃ楽になる!
家計の管理ができる
2つ目のメリットは解約リストを作りながら、「本当に必要なものだけ」残すことができること。改めて全部もれなく書き出してみると、金額の割にほとんど使っていなかったり、代替できるサービスがあって見直すきっかけにできます。
そのため、終活と言いつつ、家計にまでいい影響を与えることができるので、この機会に洗い出しましょう!
具多的な作り方
次からは具体的な作り方について紹介してきます!
特に決まった型はないのですが、「ひな形やワークシートがあった方がいい」という方はこちらからお使いください。
Excelで作りたい方は終活ドリルからダウンロードしてください。
色々と持ち物がありすぎて、いきなり言われても困るかも。。。
ある程度のカテゴリで分けられるから、一つずつ見ていこう!
とにかく書き出す
書き出す際には必ず「リストの作成日」を書いてください!
また、可能であれば1年に一回を目安に更新していけるといいですね。
ではさっそく書けるだけ書いてきましょう!
①クレジットカード、銀行・証券口座関係
契約してるカードと、銀行・証券口座を書いていきます。
ペイペイや楽天ポイントなどの電子マネーについても書き出しましょう。
基本的に電子マネーも、現金と同等の経済価値を持つものとして扱われ、相続財産の対象となります。
相続のあとに財産が見つかると、トラブルになりかねないのでしっかりと書きだそう!
やばい、、クレジットカードをどこで何枚作ったか覚えてない。。
日本ではありがたいことに、CIC、JICC、KSCなどの信用情報機関に開示請求を行うことで、契約の内容、残債額、返済状況を確認することができます。
→CICサイトhttps://www.cic.co.jp/mydata/index.html
CICであれば、ネット上での開示は500円、郵送で開示してもらう場合は1,500円で請求することができます。
そこまで高い金額ではないので、念のため確認しておく方がいいかもしれません。
元々は信用情報機関として、消費者に関する信用情報(個人の属性、契約内容、支払状況、残債額など)を収集し、加盟会員であるクレジット会社に提供している機関だよ。
クレジット会社から見た自分の信用情報についても確認できます!
②保険契約
次に保険契約について書き出していきます。ぜひこの機会に必要でないものは解約してしましょう!
中の人はお金関係について、リベラルアーツ大学(リベ大)を参考にしているのですが、基本的には「起こる確率は低いけど、当たると人生が困るもの」に対してのみ、民間保険を掛ける考え方です。
そのため、
- 掛け捨ての生命保険(死んだら金銭的に困る扶養者がいる場合のみ)
- 自動車保険(対人・対物無制限)
- 火災保険
の3つが、民間保険で必要な人は入った方がいい保険。
火災保険は義務なので、最低限の金額で掛けつつ、
生命保険と自動車保険は関係のある人のみかけておきましょう!
→参考:【月5,000円以上なら要注意】本当に必要な3つの保険と理由を解説!
③公共料金・通信関連
いわゆる電気、ガス、水道、インターネット、携帯電話の契約情報のこと。
こちらは一見多そうに見えますが、クレジットカードなどと違って同じ役割の物を複数契約することはないので、一つ一つ確認しながら書き出していきましょう!
④ローン・借入金
今度は住宅や、車、奨学金といった負債の情報についても書き出しましょう。
ないことに越したことはありませんが、借金こそ相続時にトラブルの火種になりかねないので、返済状況も併せて書き出しましょう!
住宅は金額も大きいから団信(団体信用生命保険)の確認もした方がよさそうだね。
⑤定期購読とサブスクリプション
最後に一番数が多いであろう、定期購読とサブスクリプションについてです。
一つ一つの金額が大きくない分、あれもこれもと契約している方も多いのではないでしょうか。
まずはクレジットの明細など確認しながら、契約しているサービスをすべて書き出しましょう!
ここは気合いで全部洗いだそう!
そのうえで、惰性で入っていたり、昔は必要だったけど今は不要になったものは解約していきましょう。
特にサブスク系はまた必要になったタイミングで、再契約すれば大体は大丈夫です。
とりあえずサブスクの主なサービスをまとめてみました。
- 音楽配信:Apple Music、Spotify
- 動画配信:Netflix、Amazon Prime Video
- 電子書籍:Kindle Unlimited、dマガジン
- 食品・飲料:Oisix、キリンホームタップ
- ファッション:MECHAKARI、Laxus
- 美容・化粧品:BLOOMBOX、Snaq.me
- 健康・フィットネス:FiNC、Yoga with Adriene
- 車:カーリースサービス
- ペット関連:Petco
- 家庭用品:日用品定期便(Amazonなど)
- 教育・学習:Udemy、Skillshare
- 旅行:ADDress
- デジタルツール:Adobe Creative Cloud、Microsoft 365
- お惣菜:おかん
- お菓子:SnackCrate
- 花・観葉植物:Bloom & Wild
- ゲーム:Xbox Game Pass、PlayStation Plus
- 文房具・アート用品:ArtSnacks
- スポーツ観戦:DAZN
- ファンクラブ:それぞれのアーティスト
めっちゃいろんな分野であるんだね。
お惣菜の「おかん」気になる。。
消費者からしたらコスパがよくて一度に支払う金額が少ないから使いやすいし、
企業にとっても売上げの目安が立てれるから事業投資がしやすかったりとWIN-WINのいいシステムだよね。
「おかん」→https://office.okan.jp/
ネーミングセンスが良くて例に挙げたけど、法人用だね。オフィスにいるタイプのおかんだった。。
ここまでお疲れ様でした!
上記を参考にしていただければ、ほぼほぼ網羅できたかなと思います。
SNSアカウントについては、金銭の支払いが発生していれば、サブスク代として書きましょう。
月払い・年払いなどを書いていく。
最後に、固定費として、払っている項目に金額を書いてきます。(※年払いの場合は払い込み月も書きましょう)
特別違う口座から引き落としている場合は、備考などに書いておくとわかりやすいです。
そう考えると、引き落とすカードや口座を1つにしておくとわかりやすいね。
あくまで一例ですが、中の人の解約リスト一覧です。
※一部簡略化してますが、エンディングノートにはすべて口座番号まで書いています。
- ①楽天銀行、ほか2口座
- ①楽天証券
- ①楽天カード、ほか1枚
- ②お部屋を借りるときの保険(火災保険)
- ③東邦ガス(ガス、水道)
- ③家賃(管理費にインターネット回線込み)
- ③日本通信SIM(スマホ代)
- ⑤YouTubeプレミアム
- ⑤Amazonプライム
- ⑤Amazonmusic
- ⑤AdobeCreative Cloud(仕事用)
- ⑤オンラインコミュニティのサブスク1つ
独身一人暮らしということもあり、だいぶ少ない方かなとは思います!
サブスクもほぼ毎日すべて利用するので、しばらくは変わらないはずです。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
色々と書いていきましたが、結局のところ知らない人が解約リストを見て「この一覧を1個ずつ解約していけばいいんだな」とわかればOKです!
この記事を読まれている時点で、きっと「立つ鳥跡を濁さず」が好きな方だと思うので、ぜひこの機会に作ってください。
この記事のほかにも、終活ドリルでは、1か月で終活を終わらせる方法を紹介しているので、参考にしてください!